バイト体験談

フレンチカフェレストランの接客スタッフは超忙しい!

投稿日:2017年4月3日 更新日:

フレンチカフェレストランというと、大変おしゃれなイメージです。のんびりとくつろげる空間、と利用者側は考えます。

しかし一方でスタッフはお店の端から端まで移動し、少しも休まず一日中動き続けていることがしばしばあります。特に人の出入りの多い場所ではそうです。美術館等にあるカフェレストランはとにかく忙しく、仕事終わりには疲れ切ってしまうことも。

また、フレンチカフェレストランのスタッフはテーブルマナーや料理名といった知識も習得していかなくてはなりません。

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落ち着いてゆったりしたイメージとはかけ離れた、ハードな仕事でした

私が働いていたのはフレンチのカフェレストランのホールスタッフで、美術館の中にありました。美術館と言ってもレストランだけの利用も可能になっており、テレビにも出たことがあるほどの人気のお店だったので、いろんなお客さんが来店しました。

店内は広く、お店の片面はすべてガラス張りで外の庭園が見えるようになっており、その美しさと言ったら言葉にできないほど。ほとんどのお客さんは窓際の席を希望し、私たちスタッフも、席が空いていればそちらを案内するようになっていました。

外の喧噪を忘れるかのような落ち着いた景色とは裏腹に、私たちスタッフの仕事は超ハードでした。朝の開店準備でタオルおしぼりを1000コ以上日によっては2000コ以上巻いていき、開店すればお客さんのご案内、オーダー取り、料理の運搬、テーブルの片付け、そして閉店すればテーブルクロスの交換、レジ処理などなど。

開店から閉店までほぼ一日動きっぱなしということも珍しくなく、特に美術館の方で特別展をやっているときはお店も更に混み、仕事後はほんとにヘトヘトでした。どちらかというとのんびり屋で動くことが嫌いな私が、よくこんなハードな仕事続けられたなぁと今になって思います。

知識や技術の習得、一人前になるまで3か月かかりました

フレンチレストランなので、このお店で働き始めた当初は当然フレンチのテーブルマナーを覚えなければいけませんでした。20代の若い頃なんてほとんどそうだと思いますが、普段はそんなにおしゃれなフレンチを利用する機会はないため、一から覚えるのは本当に大変でした。ナイフやフォーク、お皿の置き方、ワインの注ぎ方などに加え、横文字や普段聞き慣れない食材の名前が羅列するメニューの名前・・・。

そして誰もが通らなければならない最難関の道が、「お皿の4枚持ち」でした。忙しいときに何度も厨房を行ったり来たりして料理を運ぶのは当然効率が悪いので、4枚持ちができるのは本当に助かると、実際に私もできるようになって実感したことでした。

最初はもちろん何も乗っていない空のお皿で練習するんですが、それでも怖くて仕方ありませんでした。実際できるようになってからも、運んでるときは本当にヒヤヒヤしてました。特に大きなお皿に乗ったスープパスタのときは、かなり腰が引けていたと思います。

これらをすべて覚えてものにするには約3ヶ月かかります。自分が覚えるのもそうですが、新人さんに教えるのもかなり忍耐力が必要でした。

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プロの作るまかない料理は出勤する楽しみ

カフェレストランには珍しく、まかないがありました。それも、朝8時半から15分くらいの短い時間に。仕事の開始時間は8時、開店は9時半だったので、お店が忙しくなる前に、との配慮だったんだと思います。私は朝ご飯も自宅で食べた上でのまかないですが、大食いなせいか特に問題なくペロリと食べていました。

シェフ(店長)が作るときもあれば、他の厨房スタッフさんが作るときもあって、みんなプロだけあってさすがに美味しかったです。

嬉しいのが、みんなのそれぞれ苦手なものをそれぞれ聞いて、その食材を入れないようにしてくれたり、別のメニューを作ってくれたりすることです。私は肉や魚が苦手だったので、かなり面倒をかけていたと思います。でもここまでやってくれるお店もなかなかないと思うので、本当にありがたかったです。

まかないはお店のメニューとは全く違うのが普通だったんですが(普通に和食が出ることが多かったです)1度だけお店でも人気No1のオムライスが出たときは、かなりテンション上がりました。

上品なお客さんたちについて人間観察ができました

美術館という場所柄だけあって、来店するお客さんは上品な方が多かったです。特に年配の方は洗練された感じの紳士淑女の方が多く、素敵だなぁと思いましたね。

印象的だったお客さんも結構います。まれにいるのが「お紅茶くださる?」と言うお客さん。紅茶って「お」をつけるものなんだ・・・と新鮮に感じたことを覚えています。同僚の話では「おコーヒー」もいたとか。上品と言っても何か違和感がある気がしますが。

また、自分の知ってるワインの知識をここぞとばかりに披露する人もいました。これはいかにもセレブ風の男性のお客さんがほとんどでしたね。さすがにフレンチレストランのスタッフと言ってもほとんどがアルバイトで、ワインのウンチクまでは詳しくないためただ黙って聞いているしかありませんでした。

ほとんどが普通のお客さんだったため、たまに少しクセがある人が来ると目立っていた気がします。

円満な人間関係、先輩のような心の広い人間になりたいと思いました

大抵人が10人以上集まる職場はいろんな人間関係のイザコザが起こりがちですが、このお店では全くそういうことがありませんでした。

シェフだけが厳しく、たまに理不尽なことで怒られたりもしましたが、先輩も含めみんないい人でした。私の後から入った後輩が言うには「みんな人が良さ過ぎて恐縮してしまう」のだそう。悪口を言う人もおらず、今思えばとても快適な職場でした。

多分私が思うに、仕事上みんなで協力してやる場面が多かったので、知らず知らずのうちに団結力が生まれていたのではと思います。また、ハードな仕事でもあったためお互いプライベートなことに触れる機会もあまりなく、逆にそれが良かったのかもしれません。

今までいろんな職場で働いてきましたが、ここで働いて良かったと思えるのは、このカフェレストランだけです。

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