接客業って、実際は肉体労働が半端じゃなかった!
大学生になるまで、親のすねかじりでバイトなんてしたこともありませんでした。大学生になってからも、仕送りしてもらっていたし、勉強のために大学に入ったのだから、バイトしなくても勉強してればいいよね、と積極的にバイトを捜す事すらしていませんでした。
そんな私が私が大学生の時に経験したバイト体験談について紹介したいと思います。
目次
なぜそのアルバイトに応募したのか。将来の夢と全く関係ないじゃない
わたしは大学生の時にアルバイトがしたい!と思っていました。
将来は学校の先生になりたいから、塾の講師をやるんだ!そう心に決めていました。
しかし、震災があったために講師も続けられなくなり、再び学生ニートに戻りました。
その頃はどこも建て直しや再開やらでてんやわんやでした。
親から仕送りもらってるし、別に働かなくてもいいかな?と思ってしまうこともありましたが、周りがどんどんアルバイトを始めているので、わたしも探すことにしました。
探す際に職種は選ばなかったのですが、働ける時間帯と馴染みのある場所だったことで、某アイス屋さんで働くことにしました。
初めての接客業、夏になると大繁盛して大変と聞いているところでしたが、とにかく遅くまで働ける場所を探してそこにしました。
いざ出勤!こんなに覚える事があるのか!記憶力がもちません
いざ出勤してみると、アイスの名前を覚えるだけでないことが分かりました。
わたしは、ただアイスの名前を覚えて重ねるだけだと思っていました。
そうではなくて、職種名からも分かるように接客をしなければいけませんでした。
注文を聞くだけでなく、その人がどんなアイスを求めているかを会話から引き出さなければいけないこと、店としてできないことをいかに傷つけずに話すか、など接客業として求められるものは大きかったです。
周りを見て少しずつ、自分のものにしていきました。
また、接客業とはいえ、肉体労働が大きかったです。
大きなタブに入ったアイスをたくさん運んだり、混んでいる時は店内を走り回ったりしていました。
接客業とは名ばかりで、ほとんど肉体労働でした。
とんでもないクレーマー登場!逆に記憶に残るお客さんその1
この業界では必ずと言っていいほどクレーマーが存在します。
職種名が接客業・サービス業だからといって、なんでも言う通りになると思っている方が多いのではないかと思います。
わたしもそんな人に出会いました。入ってすぐの頃、まだサンデーなども覚えたての頃だった時に当たったのが「○○サンデー6個と××サンデー5個と☆☆サンデー3つと…で、3つの袋に分けて欲しくて、1個目の袋が○○サンデーが2つで〜」と正直めちゃくちゃ面倒くさいお客さんでした。
メモをとろうにもとりきれないスピードとややこしさ。サンデーはアイスの種類や飾りの種類も違うのでさらに面倒くさいものでした。
急いで作っていると「ほらぁ(孫)ちゃん、お姉さん遅いわねぇ」と喧嘩をふっかけているかのようなことを言ってきました。
思い出すと、弱気な態度でいたのが悪かったと思います。
毅然とした態度でいると、意外とそんなお客さんは来ないものです。
とんでもないクレーマー登場!逆に記憶に残るお客さんその2
わたしが直接体験した話ではないのですが、目にした体験です。
ある男性が手ぶらでやってきて「店長出して」と。何でしょうかと尋ねると「ケーキに髪の毛が10本くらい入ってたんだよ!だから金返してくれよ!」と言ってきたのです。
当店はケーキを扱っていますが、触れるとしてもプレートを乗せる時くらいで、台紙から剥がしたりケーキにベタベタ触ったりはしません。
入ったとしても工場の中だし、工場でも帽子をかぶっているため、10本は絶対に入らないです。しかも、写メもレシートもない男性。
明らかにおかしいのですが、丁度出勤した店長に話をして相手を代わりました。どうゆう結果になったかは分かりませんが、とりあえず和解したっぽいのは覚えています。職種名が接客業だとこんなクレーマーにも遭遇するんですよね。
ついに卒業、色々と経験したことで成長しまくったわたしとは?
2年半をアイス屋さんに費やしました。接客業とは名ばかりの肉体労働職。
でもそこで、人を思いやる気持ちというものを学びました。同じ接客業の方にはとくに優しくなったと思います。
今までは店員に対して横柄な態度を取っていました。「だってサービス業なんだから当たり前でしょ」という気持ちがとても強かったです。
しかし、この職業を経験して、人と関わることの難しさや人に対する優しさを学ぶことができました。これからわたしはもう一度接客業についてみるつもりです。
人と接することの楽しさを教えてくれたのもこのアイス屋さんの仕事でした。
違う場所にはなりますが、やることは同じです。また、これから先たくさんの人に関わっていく中で、このことは常に心にもっていようと思います。