年末年始限定!京都会員制ホテルではんなりリゾートバイト♪
リゾートバイトを初体験したのは、私が20代後半の頃です。
そのころ、地味な事務系OLをしていました。
なぜリゾートバイトをすることになったのか、そのきっかけとは?

毎日会社で机に座って、電話応対をして、上司の機嫌を伺って、という生活を繰り返していたので、何か刺激が欲しかったんですよね。
かといって会社に隠れて副業をする度胸もなく、なんとなくアルバイト雑誌をめくってみたりしていました。
その時たまたま、冬限定のリゾートバイトを特集していたんです。
「短期間で、しかも遠くの町ならバイトできるかも?!」とひらめいた私は、さっそく条件の合う募集先へ連絡してみました。
それは年末年始だけの、京都の会員制リゾートホテルでのバイトでした。
ずっと事務の仕事をしてきた私にとって、お客さんと直接やり取りする接客の仕事はとても楽しそうに思えました。
実際のリゾートバイトはどんな感じだったか

面接は当日履歴書を持ってそのホテルへ行き、バイトの責任者らしき板前さんと会って話をすると、「じゃあ明日から働いてね」とアッサリと決まりました。
もし不採用となっったら京都まで来た意味が無いので、来た人は全員採用だったのでしょう。
面接会場はホテルのレストランの一角で、私の他に7~8人の同年代かもう少し若い感じの女の子が集まっていました。
京都の観光地のどまんなかにある会員制のホテルですから、年末年始は目が回る忙しさらしく、とにかく料理をひたすらお客さんのテーブルに運ぶのが私たちの主な仕事でした。
和風の店構えだったので、短期バイトでも着物で接客します。
とはいえ、私たちに与えられたのは簡易式の着物でした。
ワンタッチで着ることができるタイプのものです。
せっかく京都のホテルでバイトするなら、着付けも覚えたかったなぁ、と少し残念でした。
リゾートバイトでよかったこと

ひとくちで言うと、リゾートバイトはすごく楽しかったです!
仕事の内容はそんなに難しくなく、ただひたすら調理場から出てくる料理をお客さんのところへ運ぶだけでした。
フロア責任者の女将さん(この人だけ本物の着物)はハッキリした人で、「難しいことはせんでええから!アンタ達は笑顔で愛想よくすることだけ気いつけて!」と繰り返し言われ、実際覚えることや複雑なことは何もなかったです。なんだか体育会系のノリでした。
慣れない立ち仕事で、一日の終りは足がパンパンになりましたが、仕事が終わって従業員部屋に帰り、同じバイトの女の子たちとワイワイ喋って寝て、次の日また頑張るという感じでした。
今でも映画「千と千尋の神隠し」を見ると、あの布団を並べて雑魚寝する感じを懐かしく思い出します。
一週間あまりの短い間でしたが、普段とは違う仕事をし、年末年始の京都の独特の美しい風景も味わうことができました。
若い頃にしかできない、いい体験だったとしみじみ思います。